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センター長挨拶

 

 

 

 
 人々が幸福感を感じる時は、精神的に充実し、生きることの意義を明確に意識で、人と人との絆を肌で感じることができる時であります。人々が不幸感を感じる時は、大きな不安と悲しみに直面したときであります。孤独で不安が大きな社会は、たとえ経済的に豊かであっても、人々を幸福にすることはできません。

「ライフリスク研究センター」は、人々の幸福感を低める失業とか離別といった人生で生じる様々なリスクにどう対応すればよいかを、学際的な視点から研究するプロジェクトに取組んでいます。リスクの存在は人々の幸福感に強い影響を与えるため、リスク研究は、経済学、社会学、心理学、哲学、理工学、生命科学、という広範囲の学問分野を結集して研究する必要があります。本センターは、様々な領域の研究者が集い、相互に議論し、研究を進めるためのプラットフォームとしての機能を果たして参りました。

 また、本センターは国際共同研究の拠点としての役割も果たしてきております。2012年度からは文部科学省若手頭脳循環プログラムの資金を用いて、ヨーロッパの5大学(シェフィールド大学、EHESS、デュースブルグ・エッセン大学、ブリュッセル自由大学、チューリヒ大学)と幸福感分析に関する共同研究を進めて参りました。20142月には、この共同研究の成果を議論する国際ワークショップを同志社大学にて開催し、201410月にはパリにあるEHESSにて最終取りまとめの会議を開催する予定となっております。

 このような研究活動を通じて、人々が豊かで実りある人生を生きていくために必要な政策を提示していくことを考えております。皆様のご支援とご助言を心からお待ちする次第です。

                           ライフリスク研究センター長 八木 匡